12月定例記者会見

日時:令和3年12月14日(火) 9:00~9:39
会場:矢巾町役場2階 2-2会議室
 

【内容発表】
(担当者が詳細説明)
1 令和3年歳末特別警戒パトロール出発式について(総務課)

 本日、令和3年12月14日(火)午前10時30分から、矢巾町活動交流センターやはぱーく 1階プロムナードにて、令和3年歳末特別警戒パトロール出発式を開催します。12月15日から翌年1月3日まで実施される年末年始地域安全運動に先立ち、参加者の地域安全活動意欲の向上を図ります。出発式の後は、町内の金融機関を訪問し特殊詐欺被害防止に係る啓発品を配布します。併せて、矢巾ショッピングセンターに移動し、買い物客に啓発品を配布しながら、特殊詐欺被害防止を呼びかけます。

 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を考慮して、参加者数の縮小や活動の中止を検討するとしていますが、参加者は最大60人を見込んでいます。

2 中学生・高校生パトロール隊出発式について(総務課)

 令和3年12月19日(日)午前10時から、矢巾町活動交流センター やはぱーくにて、中学生・高校生パトロール隊出発式を行います。出発式において、不来方高校生徒2名を「1日地域安全推進隊長」、「1日交通指導隊長」に委嘱します。参加者が矢巾ショッピングセンターに移動し、買い物客に啓発品を配布します。地域安全、交通安全、主に飲酒運転の防止について呼びかけを行います。

 本活動は、冬休み期間中において例年実施している少年非行防止パトロール及び同期間に行われている冬の交通事故防止県民運動の活動として、中学生・高校生によりパトロール隊を編成し、広く町民に対して「地域安全、少年の健全育成」及び「交通安全」を広報するものです。約20~30人が参加する見込みです。

3 矢巾町交通指導隊初点検及び矢巾町消防団出初め式について(総務課)

 矢巾町交通指導隊初点検は、令和4年1月9日(日)午前9時20分から、矢巾町活動交流センター やはぱーく 1階プロムナードにて行います。例年どおり矢巾町長を点検官として、矢巾町交通指導隊16人の服装、手帳、警笛等の点検を実施し、新年にあたり決意を新たにすることを目的としたものです。

 矢巾町消防団出初め式は、令和4年1月9日(日)午前10時40分に式典を挙行します。なお、式典前に午前10時25分から消防団員の分列行進開始を開始します。やはぱーく東側駐車場から矢巾ショッピングセンター駐車場までの県道を通行止めにし、分列行進を行います。

 参加者は消防団員約200人を見込んでいます。2年ぶりの開催となりますが、団員ともに新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めて実施します。年頭にあたり消防精神の高揚を図ることを目的としています。

4 令和3年度子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)について(子ども課)

 連日報道されているとおり、子育て世帯への10万円給付のうち、先行する5万円についてのものです。対象児童等については資料に記載のとおりです。給付数は約3,000世帯、児童数約4,600人を想定しています。申請不要の方については12月6日に既に案内を発送しています。送付件数は約1,748世帯、児童数3,225人分です。12月24日(金)に児童手当の振込口座に振り込む予定です。

 高校生のみの世帯や公務員、新たに出生された方については申請が必要となりますが、早ければ12月下旬から申請の受付を開始しますし、対象と思われる方には1月上旬に案内を送付する予定です。

 また、10万円のうち、残りの5万円について、矢巾町では現金で給付予定です。まだ国からの正式な通知等がありませんので、確定している5万円を先に給付し、国からルール等が示された状況をみて、速やかに現金で給付したいと考えています。

5 矢巾町成人式の開催について(文化スポーツ課)

 昨年度延期となった分も含め、成人式を2回行います。

 まず、令和2年度矢巾町成人式(延期分)は令和3年12月26日(日)午後1時30分から田園ホールで行います。対象者294人のうち、昨日の時点で162人(約55%)の参加申し込みがあります。

 次に、令和3年度矢巾町成人式は、令和4年1月9日(日)午後1時30分から、田園ホールで行います。306人のうち、昨日の時点で225人(約73%)の申し込みがあります。

 式典については人数制限を設け、成人者、保護者、来賓者、関係者のみの入場として開催する予定です。式典後に中学校ごとの集合写真を撮り、成人者に後日記念品として贈呈します。新型コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用、検温、手指消毒を徹底して開催します。

6 矢巾町産後家事支援事業について(健康長寿課)

 産婦さんやそのご家族が安心して子育てができるようにヘルパーを派遣し、産後の生活をサポートするサービスです。令和3年12月1日(水)から開始しています。対象者は、矢巾町に住民登録があり、出産から1年未満の産婦又はその配偶者であって、生後1年未満の乳児を養育し、家事支援を希望する方としております。サービスの内容については、家族の食事の準備や片付け、家族やベビー服の洗濯、洗濯干し、トイレや居間の掃除など日常的な掃除、食品や日用品の買いもの、その他必要な家事及び育児の補助です。利用料金はかかりますが、産後1年間、最大10回までご利用いただけます。

7 令和3年度矢巾町健康福祉表彰式の開催について(健康長寿課)

 矢巾町が目指している「健康長寿のまちづくり」を実践し、健康の保持増進に積極的に取り組まれている皆様について、町民の模範となることから表彰式を行います。令和3年12月22日(水)午後1時30分から、矢巾町保健福祉交流センター(さわやかハウス)で開催します。表彰内容は3つあります。まず、「元気で長生き表彰」として、90歳を迎えてなお、お元気でご活躍されている方13人を表彰します。次に、「8020健康な歯表彰」として、80歳を過ぎた今でも20本以上の歯が認められ、多くの丈夫な歯と健康な身体を維持されている方12人に表彰します。最後に、「国民健康保険特定健康診査自治会表彰」として、令和2年度健診受診率優良自治会を2つの区分に分け、1位から3位までを表彰します。


その他

(1)新型コロナウイルスワクチン接種状況について(健康長寿課)

 矢巾町の新型コロナウイルスワクチン接種率は、12月12日時点で1回目が91.7%、2回目が90.94%となっています。VRSのシステムに登録された数値です。1回目と2回目の接種については、医療機関を限定して引き続き実施します。

 3回目接種については、追加接種として全国的に12月1日から開始されていますが、町内では岩手医科大学から開始します。12月15日から、岩手医科大学内部で接種していただきます。その後、町内医療機関でも順次接種を開始します。各医療機関の従事者の2回目の接種時期によりますが、8か月後に接種いただけるよう医療機関ごとに接種日程を計画しています。その後、令和4年1月22日(土)、23日(日)から、接種をしない医療機関や薬局、歯科医院、消防署員などの医療従事者を対象として、町の集団接種を開始します。対象者には既に接種券を送付しており、これから予約方法等を案内します。3回目接種は、2回目接種をした90.94%の方のうち、18歳以上が対象となりますので、現時点では21,340人が対象となっています。報道においても2回目接種から6か月後か、8か月後か、など情報が錯綜していますが、現時点での国の指示では8か月後を目途に接種ということですので、矢巾町では2回目接種から7か月後には接種券が届くように準備を進めています。初回接種は高齢者施設入所者から始まりましたので、同様に高齢者施設入所から順次、2月から接種開始します。一般の集団接種は3月からを想定しており、国から前倒しの指示があれば検討が必要となりますが、現時点では、医療従事者の集団接種を1月末、高齢者施設入所者を2月、一般を3月から開始し、並行して個別の医療機関での個別接種も実施します。

【質疑】

町長

 子ども課から、子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)を12月24日振込予定とのことで説明しました。岸田総理から年内に10万円一括給付してもよいとの話がありましたが、私どもの準備もありますので年内は難しいと思っていますが、動向を注視して、情報収集しているところですので、細部にわたってのお答えはできませんのでご理解いただきたいと思います。

記者

 延期していた成人式を実施できることについての所感は。また、今年1年の総括と来年の抱負は。

町長

 今年は、コロナで始まりコロナで終わる1年かと思います。ただし、先ほど担当から説明があったように、矢巾町の新型コロナワクチン接種率は約92%となり、おかげさまで順調に推移してきました。暗い話題が多かったなか、何と言っても水本 圭治選手が東京2020オリンピックに本町初のオリンピック選手として出場し、町民の皆様に感動と勇気を与えました。水本 圭治選手に続くオリンピック選手を町内から輩出していきたいと思います。また、いつ決定するか分かりませんが、髙橋 幸平さんには北京パラリンピックにぜひ出場してほしいと思います。

 また、「音楽のまち やはば」宣言をしていますが、今年、矢巾北中学校が全日本合唱コンクールで初めて金賞を受賞しました。不来方高校は皆様ご存じのとおりです。盛岡第四高校にも矢巾北中学校の卒業生が入部しています。煙山小学校の吹奏楽部も皆様ご存じのとおりです。

 来年の抱負はSDGs、フューチャーデザインを大きな柱にして、町民の皆様と一緒になり、「SDGsとフューチャーデザインのまち やはば」宣言をしたいと思っています。また、観光振興に力を入れたいと思います。徳丹城を歴史公園として整備していきたいですし、町の中央にある森山公園の整備や、宮沢 賢治ゆかりの地である南昌山、城内山、南昌山自然公園などの里山を中心として西部地域の活性化を図っていきたいと思います。

成人式については、今年1月に実施予定だった延期分を、年を越さないように実施させていただきます。様々な対策をして成人式を挙行したいと思っていましたが、コロナ禍の影響で延期せざるを得ませんでした。今の状況であれば開催できるということで、感慨深いものもありますし、成功させたいと思います。開催できることはこの上ない喜びであります。

 今年の一文字については、コロナ禍の「禍」にしたいところですが、希望をもって「災い転じて福となす」の「福」としたいと思います。「福」の字に来年の期待を寄せたいと思います。

記者

 子育て世帯への臨時特別給付について、具体的な財源は。

担当者

 国の方では予備費となりますが、町では12月補正で提案しています。国から町にいつ入金されるかは分かりませんので、いったん立て替える形になると思います。

記者

 新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえとあるが、どのようなことか。

担当者

 対象については、コロナ禍で影響を受けた子育て世帯の方を支援するもので、私どもだけではなく日本全国同じルールで行うものです。そのなかで、当初は現金5万円と5万円分のクーポンの給付との話でしたが、連日国会でも審議されているところで、現金でも良いとの話になりましたので、矢巾町としても現金給付で進めたいと考えています。


記者

 12月6日に案内を送付した世帯とは。


担当者

 12月6日に案内を送付した世帯は、1,748世帯、3,225人分です。児童手当を受けている世帯で、高校生もいる方も含めて給付します。


記者

 全体の支給想定が約3,000世帯で、そのうち1,748世帯に12月24日に口座に振り込まれるということか。対象者の条件は、新生児から高校生か。


担当者

 はい。


記者

 成人式は県外の方も対象となっていると思うが、PCR検査等は必要か。また、プログラムは決まっているか。


担当者

 県外から来る方の対応については、令和2年度延期分は47人、令和3年度分は49人の申し込みがありますが、特にPCR検査等を実施する予定はありません。式典内で声を出す場面については、町民憲章唱和は代表者1人のみ、国歌斉唱や町民歌斉唱は音源を流すなど、対策を取りながら進めます。また、マスクの着用や検温、手指消毒を徹底します。

 式典の内容は例年通りで、国歌斉唱、町民憲章唱和、式辞、記念品贈呈、電報等の披露、答辞、町民憲章唱和となります。


記者

 産後家事支援については、他の市町村でも実施しているか。導入の背景や目的は。


担当者

 近隣市町村等に問い合わせたところ、県内では3か所実施している市町村がありました。目的については産後の生活リズムが変動するなかで家事支援をすることで、家事をすることが困難な方に対して育児支援の充実に資することを目的としています。転入者が多いという状況もあり、夫婦共働きや、実家が遠方にあり支援者が少ない方もいらっしゃるということで、開始しました。


記者

 転入者が多いとのことだが、若い世代が転入しているのか。悩みが多く寄せられているのか。


担当者

 初産婦が4割、第2子も4割ほどで、育児に慣れていないことや、お子さんが増えて手が回らないということを訪問等でも聞いておりました。


記者

 子育て環境を充実させて、さらに移住を呼び込む策でもあるのか。


町長

 そのとおりです。


記者

 対象となる世帯数の想定は。


担当者

 近年の出生数から、年間180人前後を想定しています。


記者

 株式会社ニチイ学館とは、町内にあるヘルパーの会社か。


担当者

 町内には「ニチイケアセンター矢巾」がありますし、盛岡市や近隣市町村、全国的にあるヘルパーの会社です。


記者

 子育てについてのヘルパーの会社か。


担当者
 介護等がメインの会社ですが、産後の家事支援もしています。

  

(9:39終了)

 12月定例記者会見資料.pdf(1MB)
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