5月定例記者会見

日時:平成30年5月8日(火) 午前10時~午前10時55分
場所: 矢巾町役場2-2会議室

【内容発表】
(町長が発表し、後に担当課長等が詳細説明)

1 英語版の災害時の行動ガイドについて
 矢巾町防災マップの英語版を500部作成しました。今回、翻訳作成したガイドブックは英語に特化したものです。内容は「災害発生時の避難行動」「災害発生前にすべき事前準備」を掲載しています。
 設置場所は、矢幅駅などの公共施設です。また、配布は町内に転入された外国人、不来方高校への留学生で、転入者への配布は役場住民課窓口で行います。なお、町ホームページでも閲覧可能です。

2 証明書コンビニ交付開始について
 6月1日(金)からマイナンバーカードを利用して、マルチコピー機を設置している全国のコンビニなどで住民票や印鑑証明書など各種証明書を取得できるサービスを開始します。サービスの利用にはマイナンバーカードが必要ですが、役場閉庁時間でも各種証明書が取得でき、郵送による請求よりはるかに時間短縮となります。
 なお、「本籍地戸籍証明交付サービス」は矢巾町に本籍があり、単身赴任などで町を離れていて本籍地証明の必要な方が、お近くのコンビニで証明書を取得できるサービスです。これは事前の利用登録申請が必要です。
 利用時間などは市町村によって違いはありますが、矢巾町が発行する各種証明書は土日や祝日の時もマルチコピー機で取得できます。
 サービスの利用開始を記念して、同日午前10時30分からローソン花矢巾ニュータウン店でオープニングセレモニーを行います。店舗は、役場の南東方向にあります。
 矢巾町は県内で6番目に同サービスを導入しました。

3 南昌山山開きについて
 矢巾町観光協会では、6月3日(日)に51回目の南昌山山開きを開催します。
 南昌山は、のんびり歩ける「一般コース」と難所の多い上級者コースの「前倉コース」の2コースがあります。
当日は、前倉コース出発を午前8時、一般コース出発を午前9時としています。なお、一般コース参加者は受付後、山開き式を行い、今年の登山者の安全祈願をします。特典として5合目でガキ氷を振る舞うほか、参加者全員に「国民保養センターの温泉入浴券かアイスクリーム引き換え券」を進呈します。
昨年度の南昌山への登山状況は、山開きで約150人参加し、登山者は年間一般コース214人、前倉コース17人、赤林山44人いました(登山者は入山届に記入した方を集計)。
 関連して、町道南昌山線の冬期間の通行止め解除は5月21日(月)午前9時30分です。

4 南部盛岡チャグチャグ馬コ前祝祭について
 南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会矢巾支部と矢巾町観光協会では、6月4日(月)に「南部盛岡チャグチャグ馬コ前祝祭」を開催します。馬コや装束を普段見ることのできない方に親しんでもらうともに、9日の大行進のPRをかねています。
 南部よしゃれ舞踊団は、1コース第二新生園~シェーンハイムやはば、3コースケアセンター南昌~「百万石」駅西口、4コース南昌病院~国民保養センターで手踊りを披露します。
煙山保育園では、園児が手踊りを披露し馬コを出迎えますので、映える写真が撮影できると思います。

5 南部盛岡チャグチャグ馬コ大行進について
 南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会と南部盛岡チャグチャグ馬コ保存会では、6月9日(土)に「南部盛岡チャグチャグ馬コ大行進」を行います。滝沢市鬼越蒼前神社から盛岡市盛岡八幡宮までの約14.2kmを80頭余の馬コが行進します。矢巾町からは19頭の装束馬が出馬予定です。
 なお、コースが変更となり、前回と比べて800m長くなりました。これは、滝沢ニュータウンを通らず、滝沢市役所前を通過するためです。

6 「防災を学ぶ世界地図」贈呈式の開催について
 (株)シリウス様から県内の小学新5年生全員に「防災を学ぶ世界地図」を贈呈します。この贈呈式を5月16日(木)に開催し、矢巾町が代表受領します。
 防災マップの贈呈は平成26年度から始まり、平成26・27年度は盛岡市で、平成28年度からは矢巾町でそれぞれ代表受領をしています。
 防災教育に役立てるように地図には、海峡やプレートの位置、避難行動が記されています。

【質疑】
記者:
 英語版のガイドブックの作成は県内で何番目でしょうか。また、町内に住んでいる外国人と留学生は何人いるのでしょうか。
総務課:
 英語版ガイドブックの作成については把握しておりませんので、調べて後刻回答いたします。
 町内に住んでいる外国人は61人で、内訳は中国19人、インド5人、韓国朝鮮7人、パキスタン4人、フィリピン7人、シンガポール1人、ベトナム14人、ドイツ1人、北米3人になります。これは平成29年12月末時点での人数です。
 町内留学生の数について把握しておりませんので、調べて後刻回答いたします。
※上記の件について調査の結果
 ○英語版ガイドブックの作成について、岩手県国際交流協会に確認したところ、岩手県と宮古市で作成していることは把握しておりますが、県内で何番目の作成となるかについては把握しておりません。
○町内留学生の数は3人です。

記者:
英語版のガイドブックの作成経緯は町内に外国人の方が増加してきたためでしょうか。
総務課:
 作成の経緯は、英語版の災害時のガイドマップを用意し、外国人の方の安心と安全を守るためです。なお、外国人の方が増加したから作成した訳ではなく、不来方高校にいる留学生への対応や医大開院に伴い多国籍の交流人口を予想しているためです。

記者:
いじめ問題から今年の7月で3年を迎えるが、町長として2年間の取り組みの評価と3年目に向けた抱負を伺います。
町長:
 皆さまに多大なるご迷惑をおかけしました。いじめ問題はあってはならないことだし、起きた事実を決して忘れてはならないと感じています。
 矢巾町で起こったいじめ問題から「隠ぺいをしないこと」「心のケア」2つのことを決め、2年間さまざまなことを取り組んできました。
 これまでの取り組みは、子どもたちのサポートを手厚くする目的で、平成28年度の機構改革において福祉・子ども課を設置しました。また、平成30年4月からは「教育相談所」を設置し、専門員による学校での問題を早期発見・解決に対応する環境を作りました。
 いじめや不登校を初期段階で対応するためには町、教育委員会、学校、保護者などたくさんの方との連携が必要不可欠です。継続した支援と連携を密にして取り組んでまいります。
 
教育長:
 教育委員会としては2年間の取り組みを十分とは評価できないと考え、今できることを精一杯取り組み、「いじめ見逃しゼロ」を目指しております。
各学校では定期的に会議を開き、常に情報の共有をしています。また、学校では児童生徒を観察・記録し、教育委員会がその状況がいじめかを判断しています。結果としていじめの認知件数は増加していますが、関係機関のいじめに対する感度は高くなってきている状況です。
 私は、平成30年度中に各学校を訪問し、校長や教諭にいじめに対する町としての意思を直接伝えていきます。

 

配布資料.pdf(2MB)

 

 

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