12月定例記者会見

日時:平成30年12月11日(火) 午前10時~午前10時40分
場所:矢巾町役場2-2会議室

【内容発表】
(町長が発表し、後に担当課長等が詳細説明)


1 平成30年度年末年始地域安全運動出発式ついて
  12月14日、午後4時からやはぱーくで行います。主催は紫波地区地域安全推進協議会であり、今年度は矢巾町が幹事となって担当しています。年末年始の特別警戒活動としてパトロール隊を結成しての出発式となります。実施内容につきましては、出発式のほかに、不来方高校音楽部によるミニコンサート、地域安全推進隊によるパトロール出発となっております。


2 平成30年歳末特別警戒パトロールの実施について
  12月17日、午後1時30分から警察と連携して実施するものであり、主催は矢巾町防犯協会となります。内容については、やはぱーくで出発式を行った後、町内の金融機関に対して、防犯、警戒の周知活動を行います。


3 中学生・高校生防犯パトロールの実施について
  12月22日、午前10時30分から矢巾中学校、矢巾北中学校、不来方高校の生徒で結成された「中学生・高校生防犯パトロール隊」が矢巾ショッピングセンターでティッシュ等を配布し、万引き防止について啓発活動を行います。


4 矢巾町交通指導隊初点検及び矢巾町消防団出初め式について
  矢巾町交通指導隊初点検は、1月6日、午前9時20からやはぱーく1階で実施します。また、矢巾町出初め式は同日、午前10時25分にやはぱーくから分列行進を開始し、午前10時40分から矢巾ショッピングセンター駐車場で式典を行います。


5 第19回「ヒメノモチ」おそなえ贈呈式について
  12月28日、午前9時30分から役場1階町民ホールで行います。
  ヒメノモチは岩手中央農協管内が産地であり、「日本一」の生産量です。今年は63kgの予定で鏡餅を贈呈いただく予定となっております。今年は、ふどうこども園の園児も参加して餅つきを行うこととなっており、餅つきの後は合唱のプレゼントをしていただきます。
   午前10時30分頃の終了予定となっております。


6 平成30年度矢巾町成人式について
  1月13日、午後1時30分から田園ホールで開催します。
  12月1日現在で町内に住所がある方と町外に住所があり本町の成人式に出席したいと参加申し込みがあった方をあわせた311人が対象となっております。
  成人者の皆さんが運営に携わり、自らの手で作り上げる新成人の門出にふさわしい式典です。

 

【質疑】
記者:
 町長の4年間の自己評価について教えていただけますか。
町長:
 この4年間を振り返ってみると、私自身厳しい評価をさせていただければ、就任して間もない平成27年7月にいじめによる中学生の自殺があり、矢巾町のトップリーダーとして助けてあげることが出来なかったことが残念でした。そのことを受けて教育委員会にも、「隠してはいけない」、「寄り添い」の2つのことを肝に銘じてこれからのいじめ対策に臨んでほしいと伝えてあります。
 その他にも、意思の疎通に欠けていたものとしてファックスの誤送信とか、本町の町木でもあるアカマツの木を簡単に伐採してしまったための補助金の返還が生じたことなど就任当初そのようなことがあり、これから一体どうすれば良いものかと毎日暗い気持ちでおりましたが、その中において、議会からは焦らずじっくり構えて仕事をしなさいというアドバイスをいただき、その後私としては精いっぱいやってきたというところであります。この4年間、廣田議長をはじめ議員の皆様、そして町民の皆様からも叱咤激励をいただき、ひとつひとつ積み重ねてまちづくりをさせてきていただいたところです。自己評価については、本当は60点か80点と言いたいところですが、冒頭申し上げたいじめ等により厳しい自己評価となったことについてご理解をいただきたいと思います。
 今後の町政課題については、12月議会において12名の議員から41項目にわたって一般質問がありましたが、今回の質問を通して考えたのは、今後の町政課題はやはり「まちづくり」です。第7次総合計画において平成35年度までに人口3万人構想を掲げておりますが、住宅政策、土地利活用により地域の活性化、人材育成に力を入れていきたいと思います。そのためにも、小中学校の教育環境の整備の充実を図って児童生徒の学力向上等に努めて行きたいと思います。「ゆりかごから介護まで」の切れ目ない保健医療福祉の充実を図っていきたいと思います。人生80年時代から100年時代に突入するにあたり、生活弱者である障害者対策、高齢者福祉対策として、デマンド型タクシー、福祉タクシー、介護福祉タクシーも含めて考えてまいります。
現在、岩手医大では脳と体のいきいき検診を行っており、ケアセンター南昌では認知症のための診療が行われています。2025年問題対策のためにも認知症対策にも力を入れていきたいと思います。
地域経済の2本の柱である農業、商工業にも力を入れていきたいし、そのためには、今回の議会でも答弁させていただきましたが、若者、女性のための企業誘致に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上のことについて、ひとつひとつ議会と一緒になって町民の声を真摯に受け止めて課題を解決していきたいです。


記者:
ご自身で考える政策の実績はどういったものがありますか。
町長:
 行政は、継続性と総合性が求められるものなので、先人先輩が築き上げてきたことを行わさせていただいておりますが、その中でもハード面については、国道4号盛岡南道路に係る調査費をつけていただき、ルートの決定のために盛岡市、矢巾町、紫波町の住民の方々へのアンケート調査が実施されているということについて感謝しております。盛岡南道路によって、本町のまちづくりが大きく変わると思うし、道の駅構想にも取り組んでいく糸口を見い出させていただいたということです。矢巾スマートインターチェンジについて、当初計画交通量は1,900台でしたが、現在は2,100台を超えており、附属病院開院前に既に目標を達成している状況です。今後、矢巾スマートインターチェンジは企業誘致に大きく影響してくるものと思われます。
 他の交通アクセスについて、例えば、将来IGR岩手銀河鉄道を矢幅駅に乗り入れできるようにしたり、県の公共交通対策との関係もありますが、陸前高田市、大船渡市から盛岡市間等の路線バスについて医大附属病院に接続できないものかとか考えているところです。このほか、徳田橋の架け替え等のハード面ついて、国や県の予算のおかげで取り組むことが出来ております。
 ソフト面では、中学校卒業までの子ども医療費助成、75歳以上のインフルエンザ無料化について実施してきました。
今後は、県にもお願いしなければなりませんが、東芝メモリで働く人たちの住まいの受け皿について北上市のみではなく、花巻市、紫波町、矢巾町までエリアを広げるようにできればと思っております。ほかにハード面、ソフト面について、例を挙げれば他にもたくさんありますが、今後も現場主義、町民目線に立った町政運営についてさらに進化させていきたいと考えております。


議長:
議会の姿勢として、二元代表制とは申しますがやはり議会と町政は表裏一体という形で進まなければ上手くいかないものであります。そういった面で、「一歩離れて二歩離れず」の姿勢を貫いてきておりますが、その結果、あまり騒ぎもなく統率のとれた議会活動が行われているものと思います。また、議会改革について、矢巾町議会は後発隊だったのですが、今は県内でもトップを走る位置にいると思っております。一番大きかったのは、政務活動費で充実した研修をすることにより、一般質問につながっている状況となっていることです。研修した内容がフィードバックされて提案されております。議会の見える化につきましても、町民との懇談会もかなり進みましたが今後も一方通行にならないように頑張ってまいりたいと思います。
また、議会中継の配信についても継続していきたいと考えておりますし、タブレットについても導入して2年になり、ペーパレス化に大きく貢献しているところです。
社会資本整備促進議員連盟について、9月12日に設立趣意書を作成し、9月25日から活動をしております。現在、矢巾町にはたくさん要望が来ております。その要望等について町長だけが窓口ではなく、議会が後押しをするということで積極的に要望活動を続けたいという思いです。この活動を通して、例えば、矢巾町西部活性化として観光資源開発することにも寄与していければとも考えております。盛岡南道路についても、議会としても後押しをしていきたいという強い思いで社会資本整備促進議員連盟をつくりました。今後、社会資本整備について促進議員連盟が中心となって、町政の盛り上げをしていければと思っておりますのでよろしくお願いします。


記者:
 盛岡南道路に関する調査や住民の方へのアンケートが始まったということは、長年の盛岡広域での要望活動が実ったという認識でよろしいですか。
町長:
 ご指摘のとおり、これまでの要望活動が結実したということでご理解をいただきたいと思います。盛岡広域8市町で合同要望も行ったことからも、盛岡広域の首長さんたちのおかげもあります。


(午前10時40分終了)

 

 

 

 配布資料.pdf(390KB)

 

 

 

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