11月定例記者会見

日時:令和3年11月9日(火) 9:00~9:35
会場:矢巾町役場2階 2-2会議室

 【町長から説明】

 私の方から、2つのことについてお話しさせていただきます。

 まず、音楽のまちについて、平成28年に宣言をしておりますが、10月30日、31日に大分県で全日本合唱コンクールがありました。私も和田教育長と一緒に行ってきました。本当に感動させていただいたところです。盛岡第四高校、不来方高校、矢巾北中学校特設合唱部、皆さんご存じの通りの結果になりましたが、岩手はすごいなと、改めて勇気と感動をいただきました。特に、矢巾北中学校の特設合唱部はこれまで銅賞でしたが、初めて金賞を受賞されました。矢巾北中学校特設合唱部のOB・OGが盛岡第四高校と不来方高校へ、16名進学しているそうです。高校に行ってもそれぞれ活躍をされています。11月6日、7日は第2回矢巾町音楽祭・第56回芸術祭が開催されました。町民の皆様から本当に素晴らしいと声をいただいているところでございます。

 また、水本圭治選手は次のオリンピック出場を目指して挑戦されるということです。スポーツの秋、芸術の秋と、矢巾町は充実した内容になっているのではないかと思っています。

 

【内容発表】
(担当者が詳細説明)
1 光のページェント安心の街灯り2021点灯式について(総務課)

 令和3年11月25日(木)午後4時から、JR矢幅駅東口にて光のページェント安心の街灯り2021点灯式を行います。紫波地区地域安全推進協議会等の団体が主催となっております。矢巾町地域安全推進隊、矢巾町商工会、交通安全母の会紫波地区連合会、矢巾町交通指導隊、シニアポリス・紫波隊、こずかたこども園園児が参加します。

本年12月15日(水)から来年1月3日(月)までの間に実施される「年末年始における地域安全運動」の一環として、約3,000球のイルミネーションを使用した光の演出による防犯啓発活動を行い、自転車盗などが多発するJR駅周辺に防犯スポットを創出し、地域住民が被害となる犯罪や事故の防止を図り、安全で安心な街づくりを図るものです。当日はイルミネーションの点灯後、こずかたこども園(45人)によるミニコンサートを開催予定しています。

 なお、11月25日午前中から午後にかけて設置作業を行い、午後4時から午後4時30分の間に点灯式、ミニコンサートを行い、解散となります。新型コロナウイルス感染症対策も行ったうえで開催します。

また、イルミネーション設置後は令和4年1月31日(月)まで、毎日午後5時から夜10時までタイマーで自動点灯します。

 

2 やはぱーくウィンターフェスティバル“ふゆごモール with パンマルシェ”の開催について(道路住宅課)

 令和3年12月11日(土)から12日(日)まで、やはぱーく(矢巾町活動交流センター)全館を使用してやはぱーくウインターフェスティバル“ふゆごモールwithパンマルシェ”を開催します。

やはぱーく初の催しとなるパンマルシェは7店舗ほど用意しております。鉄道模型展、“音楽のまち”にちなんだ演奏会、矢巾北中学校や不来方高校、漆原栄美子さんのステージショーをご用意しております。日曜日はものづくり体験、美術作品展などの催し物を企画しております。県内数少ないイベントですし、今回のイベントのチラシの表紙の絵と裏面の構成は、初めての試みで産業技術短期大学校のデザイン科の学生と一緒に作成しました。地域密着のイベントとなっております。各イベントの詳細につきましてはチラシをご覧いただければと思います。

 

3 岩手ビッグブルズへの「りんご」贈呈式について(文化スポーツ課)

 矢巾町を練習拠点として活動いただいている岩手ビッグブルズ選手の皆さんへ、激励のため食品の贈呈させていただきます。前回は「銀河のしずく」を贈呈しましたが、今回は、秋の豊かな実りと味覚である、「りんご」を贈呈します。

贈呈式は令和3年11月19日(金)午前11時から、矢巾町岩手ビッグブルズアリーナで実施します。矢巾町、岩手中央農業協同組合主催で行います。岩手ビッグブルズ 水野社長ほか選手2名、高橋矢巾町長、岩手中央農業協同組合 浅沼組合長が参加します。

 

4 第1回矢巾町長杯中学校ハンドボール大会の開催について(文化スポーツ課)

 昨年、開催を企画しておりましたがコロナ禍で中止になってしまい、今回仕切り直しで1回目の開催となります。矢巾町はハンドボールが盛んであり、スポーツのまちの取り組みとしてもさらなる飛躍をしていただこうということで、中学生を対象に実施するものです。令和3年11月28日(日)午前8時30分から開会式を行い、順次試合を行います。会場は矢巾町民総合体育館、参加者は矢巾中学校ハンドボール部男女、矢巾北中学校ハンドボール部男女、東北内強豪中学校として宮城県富谷市立成田中学校男女のハンドボール部を招待予定です。男女各3チーム総当たり戦で行う予定です。

 

その他

(1)矢巾町災害ボランティアセンターの設置・運営等に係る協定締結式の開催について(福祉課)

 町では災害発生時における、矢巾町災害ボランティアセンターの設置及びそれに伴うボランティア活動を円滑に実施するために、社会福祉法人矢巾町社会福祉協議会との間で矢巾町災害ボランティアセンターの設置・運営等に係る協定」を締結します。

 災害ボランティアセンターの設置・運営に関しては従来から矢巾町社会福祉協議会の方で実施をしておりましたが、今回協定を締結することによって、ボランティアセンターの位置づけを明確にし、活動をより円滑に、効果的に実施することを目的としております。

締結式は令和3年11月17日(水)午前9時30分から午前10時まで、矢巾町役場4階大会議室にて行います。

 

(2)新型コロナウイルスワクチン接種状況について(健康長寿課)

 矢巾町では集団接種は11月6日(土)をもって終了しました。VRS、国の統計で矢巾町の接種率は1回目が90.8%、2回目が87.4%となっております。12歳以上の方です。個別接種は引き続き町内4か所の医療機関で続けていきます。満12歳になった方には順次接種券を発送していますし、様々な事情でこれまで受けられなかった方の接種を受け入れています。
 また、現在3回目の接種に向けて準備を進めております。紫波郡医師会と協同の下、医療従事者の方々からスタートし、高齢者、一般の方へ8か月後からの接種の準備を進めているところです。

  

【質疑】
記者

 やはぱーくウィンターフェスティバルについて、パンマルシェは、矢巾町と盛岡市内のパン屋が施設の中で屋台のように売り出すのか。音楽のまちならではの演奏会は、クリスマスソングを披露するのか。各イベントの詳細について説明いただきたい。

 

担当者

 パンマルシェについては、利用者アンケートやスタッフからのアイディアで、冬はパンを食べたいということがありました。まずは町内のパン屋を訪問させていただきました。有名なところでは福田パン 様や、少し離れたところでは白石食品工業 様など、企業を訪問させていただきましたが、コロナ禍のため遠慮したいとのことでした。そこで、町内のあさあけの園 様や学校法人スコーレ 様などから広げていきました。相馬屋菓子店という宮古市のお店も参加していただくことになりました。販売は屋台形式で、それぞれブースを設けてプロムナードで展開します。

音楽のまちの演奏については、クリスマスソングをメインに、堅苦しい演奏会ではなく皆様が知っている曲を中心とした演奏をお願いしています。漆原栄美子さんは冬にちなんだ民謡を唄われるとのことで、お楽しみにとお話をいただいております。

土曜日、日曜日とそれぞれ目的を分けています。11日(土)はバラエティサタデーということで、歌・音楽を中心に構成させていただいております。12日(日)はハンドメイドサンデーとして子ども向けのクリスマスグッズの作成などを行います。 

また、「ねむの木もりのからすさん」として町内保育施設年長児のカラスの塗り絵を展示する予定です。園からは承諾をいただいており、12月1日から事前展示を行います。園児の総数が100名ほどですので、100羽のカラスの塗り絵が展示になります。

 

記者

 やはぱーくウインターフェスティバルについては毎年開催しているイベントか。また、なぜパンマルシェか。

 

担当者

 ウィンターフェスティバルについては昨年度から開催し、2回目となります。以前はやはぱーくが平成28年に開館してから、年2回、夏至祭とハロウィン祭というイベントを行っていましたが、コロナ禍ということもあり昨年度からリニューアルしました。

 パンマルシェについては、先ほど申し上げた「ねむの木もりのからす」のイベントを行うにあたり、かこさとし先生の「からすのパンやさん」という絵本をモチーフにしており、今回の目的のひとつです。カラスがいろいろなパンを作って楽しむという、やはぱーく3階にある子育て支援センター「どんぐりっこ」の理事長のアイディアが入っております。食べる楽しみ、見る楽しみをプロデュースしたいということで考えております。

 

記者

 以前、岩手ビックブルズへ米の贈呈があったが、りんごの贈呈については毎年行われているか。

 また、矢巾町長杯中学校ハンドボール大会はこれから毎年続けていく予定か。

 

担当者

 りんごの贈呈は初めてとなります。岩手ビックブルズ 様が練習拠点を矢巾町に移してからのことになります。米とりんごで、贈呈式自体は2回目となります。

 矢巾町長杯中学校ハンドボール大会については、定着させたいと思っております。矢巾町でこのような強豪校の集いがあるということを定着させ、スポーツのまちをさらに深めていきたいと思い実施するものです。

 

記者

 光のページェントについて、例年、紫波中央駅前で行われていたと思うが、矢幅駅前になった理由はあるか。

 

担当者

 紫波中央駅でも同時期に行われます。毎年紫波中央駅と矢幅駅で行っており、今回ご説明したのは、そのうち矢幅駅の方の内容となります。

 

記者

 新型コロナウイルスワクチンの接種率については、いつの時点の数値か。


担当者

 昨日国から公表になった数値です。

 

記者

 集団接種が11月6日に終了したとのことだが、2回目まで終了したということか。

 

担当者

 2回目まで終了しました。

 

記者

 接種率90%という数字を受けての所感は。

 

町長

 新型コロナウイルスワクチン接種は任意であり、強制ではありませんが、90%を超ました。より100%に近い状態になるよう、未接種者へ通知は出しました。ただ、インフルエンザワクチンの接種もありますので、調整を図りながら進めていきたいと思います。報道等にありますとおり、ワクチン接種の効果は出てきていると思います。

 行動制限緩和について、コロナ対策をして徐々に確実にイベント等の再開を進めていきたいと思います。新しいひとつの希望の光をなんとか見出してやっていきたいです。コロナ禍の収束までは時間がかかると思います。そのなかで、皆様と一緒に考えながら行動していきたいと思います。

 ただ、接種できない方もいらっしゃいますので、無理に強制的に接種はできません。特に児童生徒の場合はいじめの心配もあります。慎重に対応して行きたいと思います。

 

記者

 10月31日の衆議院議員選挙の結果を受けての所感は。また、第2次岸田内閣に期待することは。小沢一郎氏が立憲民主党岩手県連の代表を辞任されることについての所感は。

 

町長

 今回、総選挙と国民審査がありましたが、県民・国民の皆様が審判を下されたことですので、厳粛に受け止めていかなければと思います。私はあくまでも町民党・県民党の立場で取り組ませていただくとお話しさせていただきましたが、今回の選挙の結果についてもそういう立場で受け止めていきたいと思います。

 第2次岸田内閣については、経済対策、成長と分配について会議を立ち上げるとのことで進められていますが、コロナ禍で様々な影響がありましたので、国民の皆様が心豊かに、経済的に恵まれるよう、どういう対策を講じていくか、市町村として国政と一体感を持って取り組んでいきたいと思います。

 小沢先生については、県政はもちろん国政でも中心的な役割を果たされてきました。今回の選挙結果は驚天動地の心境でした。そのなかで、時代、歴史の流れが政界でもあるのかと思います。

今後いろんな動きがあると思いますが、やはり県民・国民のために地についた仕事をしていかなければなりません。それが皆様の負託に応えていくことになると思います。検証していただき、これからの歩みを分かりやすく示していただきたいと思います。岸田政権には大いに期待したいですし、これからどう示していくか注意深く見ていきたいと思います。

 

記者

 災害ボランティアセンターについては、以前から社会福祉協議会と連携はされていると思うが、改めて協定結んでいる市町村は他にもあるか。

 

担当者

 県内で協定を締結している市町村について詳細は把握できておりませんが、国と県から協定締結に関して検討を進めるようにと通知が出されています。近隣市町村とも情報交換して進めているところですが、他の市町村でも検討は進めているようです。

 

町長

  災害ボランティアセンターは、災害時にしっかり対応できるように皆でサポートして、福祉については障害者や高齢者を支えていくためのセンターの位置づけをしっかりしていくために行います。他でも取り組んでいる市町村はあります。東日本大震災の際も社会福祉協議会が災害ボランティアの受け入れをしました。これを機動的に対応できる体制づくりを整備していきたいという熱き思いで出させていただきました。

  

(9:35終了)

 

11月定例記者会見資料.pdf(2MB)

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