6月定例記者会見

日時:令和4年6月14日(火) 9:30~10:13
会場:矢巾町役場2階 2-2会議室

 

【町長から説明】

 JR東日本が発行する新幹線車内サービス誌「トランヴェール」の2022年6月号で、宮沢賢治の特集が掲載されておりますので、皆様にご紹介します。宮沢賢治の親友である矢巾町出身の藤原健次郎や、南昌山の記載があります。南昌山は宮沢賢治ゆかりの地でもありますので、PRしていきたいと思います。産業技術短期大学校の学生にもご協力いただき、今年11月には南昌山の頂上の展望台を作り直す予定です。

 また、各市町村に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が配分されています。現在、矢巾町議会定例会6月会議が開催されていますが、6月16日に、当該交付金の使途について、議会に説明する予定としています。矢巾町では、農業者、商工業者、そして生活困窮者の方々に手厚く配分していきたいと思っております。

 

【内容発表】

(担当者が詳細説明)

1 災害時における応急対策支援に関する協定の締結式について(総務課)

 6月15日(水)午後4時から、矢巾町役場4階の大会議室にて実施します。本協定は矢巾町、損保ジャパン株式会社 岩手支店 様、トヨタL&F岩手株式会社 様の三者での締結となります。協定の内容については、災害発生時またはその恐れがある場合に、損保ジャパン株式会社 様とトヨタL&F岩手株式会社 様の所有する電動車両またはフォークリフト等を貸与いただけるというものです。

 

2 令和4年度矢巾町土砂災害防災訓練の実施について(総務課)

 6月19日(日)午前9時から訓練を実施します。近年頻発する土砂災害に備えるため、土砂災害警戒区域に所在する南昌地区の住民及び社会福祉施設の方々を対象として、2部構成で実施します。

 1次訓練については、南昌自治会、各社会福祉施設を対象として、情報伝達訓練を行います。こちらでは事前に町が作成した災害想定のシナリオもとに、電話による情報伝達の訓練を実施します。

 2次訓練では、町の指定避難所である盛岡地区勤労者共同福祉センターにて、実際に避難所を開設し、その様子を住民の方々にご覧いただきます。実際に避難所を見ていただき、住民の方々にイメージを膨らませてもらい、感想やご意見等を頂戴して、今後の避難所運営に生かしていくという狙いがあります。例年は情報伝達訓練のみの実施でしたが、今回新たに避難所の開設訓練を追加で行うこととなりました。

 

3 矢巾町リユース品回収ひろばの開催について(町民環境課)

 社会福祉法人盛岡市民福祉バンクとの環福連携事業として、6月18日(土)から10月までの第1・第3・第5土曜日に町民センター内のリサイクルモア前を含む町内3会場で開催します。回収対象としているのは、衣類、雑貨、本、ソフト、缶、スキー、家電製品などですが、品物の状態や家電リサイクル法対象製品などで回収できない場合もあります。回収した品物については、福祉バンク各店舗などで販売されますが、町民への還元やリユース品の町内循環を目的として、福祉バンク主催のバザーを町内で開催することも予定しています。

 

4 HOYA株式会社アイケアカンパニーとの協定締結式について(町民環境課)

 廃棄物の減量化および資源化に資することを目的として、HOYA株式会社アイケアカンパニー 様と協定を締結し、使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収を実施します。協定式は今週、6月17日(金)午後3時から、矢巾町役場2-2会議室で行います。こちらには矢巾町長及びHOYA株式会社アイケアカンパニーのカンパニープレジデント 橋本 和武 様が出席します。

 回収された空ケースは加工され、様々なリサイクル品に生まれ変わります。当町では、町立中学校2校を含む町内公共施設6か所に回収ボックスを設置する予定としております。プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が4月に施行されましたが、この機会に、小さくてもリサイクル資源として活用できることをPRし、身近なところから、ごみの減量化、資源化に取り組むことができるという意識の変化を期待しているものです。

 なお、2022年3月末現在で29の自治体、企業は835社、学校は1940校が取り組んでおりますが、自治体としては、東北地方では本町が初の取り組みとなります。

 

5 矢巾町マイナンバーカード普及支援事業について(町民環境課)

 マイナンバーカード普及率の向上を図るために、町内施設、やはぱーくや、マックスバリュ、ユニバースといった大型商業施設様に、マイナンバーカード、マイナポイントの申請支援窓口を設置しています。窓口には支援員が常駐しており、マイナンバーカードの申請書の書き方や、マイナポイントの申し込みなどをお手伝いさせていただきます。開催日程については、6月・7月は資料のとおりで、8月以降の日程については、順次ホームページなどで周知をしていく予定です。

 また、資料には記載しておりませんが、6月6日から、役場1階町民ホールにおいても同様に支援窓口を設置しています。こちらについては、今年度いっぱい、平日は毎日開設しておりますので、順次周知していく予定です。

 

6 令和4年度夏の花いっぱい運動について(産業観光課)

 今年度で5回目の実施となります。矢巾町民憲章に則り、緑あふれる美しいまち、和といたわりと希望のまちを目指し、町民参加のもと花があふれる地域づくりを推進することを目的としています。

 6月26日(日)午前6時から午前8時、県道不動盛岡線の沿線で定植の作業を行います。昨年度は矢巾スマートICの南側まででしたが、範囲を広げ、北側へ約400メートル延伸しました。花壇は370か所あります。各自治会や協力団体からも参加を募り、作業を行います。

 

7 やはぱーくプレサマーフェスティバルの開催について(道路住宅課)

 やはぱーくイベント実行委員会では、今週末の6月18日(土)、19日(日)の2日間にわたり、やはぱーくを会場に、やはぱーくプレサマーフェスティバル「にじいろモール おさんぽココロ旅」を開催します。

イベントでは、三陸スイーツフェアやキッチンカーなどの販売のほか、ワークショップ、ねむの木公園でのミニSL運行などがあり、お子さまから高齢者の方々まで、皆様で楽しむことができる企画が盛りだくさんとなっています。ご家族、お友達など、お誘い合わせのうえ、ご来場いただければと思います。"

 時間は両日ともに午前10時から午後3時までですが、18日(土)については一部午後8時までとなっており、ジャズを聞きながら、ゆっくりとした時間をお過ごしいただく「ぱーくDEビア」を開催します。

 

8 福々亭ナミ子の笑って学ぶ人生講座の開催について(文化スポーツ課)

 終活や生前整理などについて、今一度考えを深めていただくきっかけとしていただきたく、本講座を開催します。これからの人生を考えているご本人様だけではなく、40代から50代の方にも響くお話を、漫談で堅苦しくなく笑いながら聞くことができる内容となっています。ご本人様だけの参加はもちろん、ご家族やご友人など、お誘い合わせのうえ、ご参加いただきたいと思っております。

 

9 ワイルド料理教室 キャンプ飯!!の開催について(文化スポーツ課)

 コロナ禍において若者の間で人気が高まっているアウトドアに関する事業として、キャンプ料理の教室を開催します。20代から40代の働く世代をターゲットにしたということと、アウトドアキャンプで楽しめる料理にしたいということで、ワイルドなマンガ肉を作る予定です。チラシに掲載している写真は試作で作ったものですが、ごぼうにハンバーグの肉だねと牛バラ肉を巻いて、アルミホイルで包んで焼くだけの簡単料理です。レシピは講師と職員とで、試行錯誤して作りました。

 

10 新型コロナウイルスワクチン接種について(健康長寿課)

 矢巾町のワクチン接種の進捗状況について、3回目接種については今年の2月末までに2回目接種が完了した12歳以上の方へ、4回目接種については1月30日までに3回目接種を完了した60歳以上の方に、6月9日(木)に接種券を発送しました。今回発送した4回目接種の対象者は、主に医療従事者の方です。1月末に集団接種を実施した際に接種いただいた高齢者の方も対象となっています。

 接種率については、6月6日までに登録されたデータで、1回目90.83%、2回目90.03%、3回目69.93%となっています。4回目の接種率については、矢巾町・岩手県・全国で、いずれも0%に近かったため資料には掲載していませんが、昨日までに町民3人が接種されています。これから段々と進んでいくと思います。

 今後の接種については、3回目接種の集団接種は6月19日(日)で終了となります。ファイザー社のワクチンを接種しますが、この日は予約が満員となっています。その後、少し期間を空け、4回目接種対象の集団接種を開始します。7月9日(土)から8月28日(日)まで、さわやかハウスで13回実施予定です。集団接種ではモデルナ社のワクチンを使用予定ですが、ファイザー社のワクチンの国からの今後の供給状況や、町内での在庫状況により、8月に1回程度、ファイザー社のワクチンを接種する日を設けたいと考えています。なお、予約枠のうち1~2割程度を3回目接種の方の予約枠として設けていますので、実際には、3回目と4回目接種の方が混在する予定です。

 個別医療機関では、医療機関の指定曜日ごとに接種が始まります。3回目・4回目の接種の受け入れは医療機関ごとに異なります。3回目と4回目を並行して接種する場合は、予約枠のうち1~2割程度を3回接種として受付します。ファイザー社のワクチンを使用する医療機関では1~4回目の接種が可能としていますので、12歳以上の方の1・2回目接種から受付します。

 資料に7月の集団接種の日程を掲載していますが、7月9日(土)から7月31日(日)まで、土日に実施します。土曜日は午後、日曜日は午前から午後までで、モデルナ社のワクチンを使用します。個別医療機関については、6~7月は資料に掲載のとおりの医療機関になります。医療機関によって使用するワクチンが異なりますので、希望するワクチンを接種する医療機関を選んでお申し込みいただくこととなります。8月から接種を開始していただく医療機関は若干増える予定です。それぞれ新型コロナワクチン予約サイト、またはコロナワクチン予約センターでご確認いただければと思います。また、タクシーでの移動支援についても、これまでと同様に継続します。予約センターにお申し出いただければ、往復のタクシー券の方を自宅に郵送いたします。

 

【質疑】

≪令和4年度矢巾町土砂災害防災訓練の実施について(総務課)≫

記者

 南昌地区は土砂災害警戒区域に指定されているのか。山に囲まれた地域か。

 

担当者

 南昌地区の全域が指定されているわけではありませんが、一部に土砂災害警戒区域が含まれています。矢巾町の山際の地域ですので、土砂災害警戒区域が多く含まれている地域となっています。

 

記者

 毎年実施されていた訓練か。

 

担当者

 訓練自体は毎年実施していましたが、例年は情報伝達訓練のみの実施でした。今回新たに避難所の開設訓練を追加で行うこととなりました。

 

記者

 避難所開設訓練を実施することとなった理由は。

 

担当者

 自主防災会の方々等から、矢巾町の避難所運営について詳細がよく分からないというご意見を頂戴していました。今回の訓練で、実際に避難所を開設し、どういった形で運営されているのかを見ていただければと思っています。

 

記者

 南昌地区には何世帯が居住しているか。

 

担当者

 約200世帯です。今回のチラシについても、南昌地区の各世帯に1部ずつ配布しています。

 

記者

 いつから開始した訓練か。豪雨災害の後からか。

 

担当者

 近年、豪雨災害の被害が甚大化していることもあり、特に社会福祉施設との連携に力を入れています。情報伝達に関して実施し始めたのは、ここ数年のことと把握しています。

 

記者

 参加対象のうち、初めて参加する方はいるか。参加想定人数は。

 

担当者

 情報伝達訓練については、参加者は昨年と同様です。避難所開設訓練については、南昌地区の全ての世帯にチラシを配布していますが、参加人数は事前に把握はしておりません。消防団の方々にも協力を依頼しており、行政区長や自主防災会長などには直接説明させていただきましたので、その方々にはご出席いただけるかと考えております。自主防災会に所属している方は10~20人程度いらっしゃいますが、ぜひ来ていただきたいと思います。

 

記者

 毎年実施しているということだが、コロナ禍でも実施されたのか。

 

担当者

 昨年度までは電話での情報伝達訓練のみで、対面の訓練ではなかったため、実施しました。

 

≪ワイルド料理教室 キャンプ飯!!の開催について(文化スポーツ課)≫

記者

 開催は初めてか。

 

担当者

 はい、初めての開催となります。

 

記者

 講師の株式会社TONANは、矢巾町の会社か。

 

担当者

 盛岡市の会社ですが、講師の中田 将太 氏は矢巾町出身の方です。こちらの会社自体は美容関係の会社ですが、キャンプにとても詳しい方ということで、講師を依頼しました。

 

記者

 対象を20~40代と限定した理由は。

 

担当者

 これまで文化スポーツ課で実施してきた事業は、高齢者が対象となる事業が多く、働く世代の方にも町が実施する事業に参加いただきたいという思いもあり、企画しました。

 

記者

 子どもは参加できるか。参加上限20人の中に含まれるのか。性別は関係なく参加できるか。

 

担当者

 親子での参加も可能としております。子どもも20人のうちに含まれます。性別は関係なく参加いただけます。

 

記者

 開催目的は何か。

 

担当者

 文化スポーツ課が主催する事業への若者世代の参加を促したいというのが主な目的です。人気が高まっているキャンプ料理のイベントを開催することで、若い方が参加してくれるのではないかと考えています。

 

記者

 特にキャンプ場の利用促進をしたいということではなく、若者に文化スポーツに触れてほしいということか。

 

担当者

 はい。

 

担当者

 矢巾町営キャンプ場の現在の利用状況については、4月から有料化が始まっていますが、4月・5月ともに利用組数が120~130組程度、人数では月間400人を超えています。4月については昨年度のほぼ倍の利用者数となっており、大変人気の施設となっております。

 

記者

 今回のイベントに参加する方は、キャンプ場利用料も必要か。

 

担当者

 キャンプ場利用料や参加費は必要ありませんが、食材は参加者に準備していただくこととしています。

 

≪新型コロナウイルスワクチン接種について(健康長寿課)≫

記者

 4回目接種に対応する個別医療機関は、7月までは8医療機関で、その後増える予定ということか。

 

担当者

 はい。実際には、かかりつけ患者のみを対象とする医療機関もあり、そちらは資料には掲載しておらず、予約センターに問い合わせていただいて予約を取ります。町内では全部で13医療機関において接種していただいていますが、現在は接種対象者が減ってきていますので、一旦休止していただいている医療機関もあります。

 資料には8月から接種可能な医療機関が増える予定と記載していますが、実際には7月の3週目、4週目から接種開始できるよう、医療機関に依頼します。現在、資料に記載の医療機関のほかに、3か所の医療機関で実施していただけるよう相談しています。

 

 

(10:13 終了 )

 

6月定例記者会見資料.pdf(4MB)

 

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