9月定例記者会見

日時:令和5年9月12日(火) 9:30~10:00

会場:矢巾町役場2階 2-2会議室

 

【町長挨拶】

 今日ご説明する平和の集いについては、今月16日(土)に行います。会長の三田健二郎さんは私の高校の大先輩であるのですが、当時は被爆したことは知りませんでした。後から、自分は被爆していたということを公にしたようで、この平和の集いで三田健二郎さんをお迎えしてお話しいただくこととなりました。私も必ず参加させていただきます。平和の集いについては、PRをよろしくお願いいたします。

 

 

【内容発表】(担当者が詳細説明)

1 帯状疱疹予防接種助成事業について(健康長寿課)

 帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症すると推測されており、発症すると、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に広がります。強い痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続くものです。また、50歳以上で発症した方の約2割が帯状疱疹後、神経痛に移行すると言われております。本町では、帯状疱疹の発症と重症化予防・負担軽減のため、帯状疱疹予防接種費用の一部助成制度を独自事業として新規創設いたします。

 申請受付は令和5年11月1日から開始いたします。対象者は50歳以上の町民で、生涯一度限りの助成となります。紫波郡医師会内の実施医療機関での接種が条件となります。2種類のワクチンからどちらか一方を選択していただき、生ワクチンであれば、1回接種につき4000円の助成、不活化ワクチンであれば、2ヶ月間隔で2回接種をしますが、1回につき1万円を2回まで助成します。生活保護世帯の方は全額公費負担を行います。助成の流れですが、まずは希望する町民が町へ申請を行います。申請については、電子申請・電話・来所での申請を受け付けます。その後、町から接種券を交付しますので、実施医療機関に予約をしていただきます。そして接種をする際の費用については、医療機関の接種料金から助成額を差し引いた分が自己負担額となります。

 

 

2 令和5年度矢巾町俳句大会~ 故小原啄葉氏生誕の地~」(文化スポーツ課)

 俳句大会は毎年開催をしており、今年で3回目の大会となります。中学生以上の方が対象で、町内外に関わらず多くの方にご応募をお待ちしております。中学・高校生の部については、今年新たに創設しました。

 投句締め切りは9月27日(水)午後5時で、1人3句まで応募いただけます。応募方法については、文化スポーツ課まで持参、郵送、メールいずれかの方法でご応募お願いします。投句用紙は矢巾町ホームページからダウンロードできるほか、矢巾町公民館でも配布しております。作品展示については、10月21日(土)・22日(日)の2日間、矢巾町公民館にて全ての作品を展示いたします。

 また、資料に記載はありませんが、表彰式を10月22日(日)午前9時10分から予定しております。表彰式当日は矢巾町秋まつりを開催する予定ですので、秋まつり会場にて表彰者を行います。

 

 

3 平和の集いの開催について( 文化スポーツ課)

 平和について多くの方に考えていただくことを目的に、平和の集いを9月16日(土)午前10時から午前11時30分まで開催いたします。場所は、矢巾町公民館3階大研修室です。申し込みは必要ありませんが、定員は70名とさせていただきます。

 内容については、第1部・第2部とわかれており、第1部では、岩手県原爆被害者団体協議会会長の三田健二郎さんの講演のほか、町職員や矢巾北中学校の生徒2名が発表いたします。第2部では、読み聞かせボランティア「おはなしの森 まつぼっくり隊」の方々に楽器演奏と原爆をテーマとした絵本の読み聞かせをしていただきます。参加費は無料です。町民の方に限らず、多くの方に参加していただきたいです。

 

 

【質疑】

≪ 帯状疱疹予防接種助成事業について≫

記者

 ① 帯状疱疹ワクチンというのは、生涯1回打てばずっと効き続けるものなのか。

 ② 事業の助成額について、生活保護世帯の方は全額公費負担ということですが、他の方は大体何割負担になるのか。

 ③ 紫波町の医療機関で受けることも可能か。

 

担当者

 まず1点目について、帯状疱疹ワクチンの効果については、ワクチンによってそれぞれ異なりますが、生ワクチンについては大体5年くらいの効果、不活化ワクチンについては9年以上の効果であると製薬会社から言われております。

 2点目について、医療機関の接種料金については各医療機関の設定があるので、一概には言えませんが、紫波郡医師会と相談した結果、大体半額想定の助成になります。

 3点目について、紫波郡医師会には、矢巾町と紫波町の医療機関が所属しております。今月、医師会で医療機関を取りまとめいただきますが、矢巾町の方は矢巾町と紫波町の実施医療機関に行くことができます。

 

≪ 矢巾町俳句大会について≫

記者

 ① 中学・高校生の部を創設した意図は何かあるのか。

 ② どのようないきさつで俳句大会が始まったのか。

 ③ 過去の応募総数はどのくらいか。

 

担当者

 まず1点目について、これまでの俳句大会では、町民の参加が少ないと感じておりました。町内の学校からも応募していただけると矢巾町の俳句人口がより増えるのではないかということで、今回新たに創設いたしました。

 2点目について、俳句大会は、名誉町民である小原.葉氏を顕彰し、2021年からはじまった大会です。矢巾町での文芸の発展を期待して始まったものです。

 3点目について、第1回では100名、299句、第2回では87名、257句の応募がありました。

 

≪ 岩手県知事・県議会議員選挙について≫

記者

 岩手県知事・県議会議員選挙の結果を受けてどのようにお考えか。

 

町長

 今、ラグビーで盛り上がっておりますが、ワンチーム、「Our Team」で県政発展のため、選挙結果をひきずらずに心ひとつにやっていただきたいです。新しい市長は、力を併せてオール盛岡でと話していたそうですが、私もその通りだと思います。未来世代を含め、幸せを享受できるようにということに感銘を受けました。町政においても継続性を求められます。本町はフューチャーデザインに取り組んでいますが、将来世代をいかに巻き込んで町づくりをしていくかということが求められます。内舘市長がひとつの基本理念として掲げたことに共感できますし、盛岡広域で競い合うまちづくりではなく、共に創りあげるまちづくりをしていければと思います。そのトップリーダーは盛岡市長です。3市5町の市政、町政の発展はもちろん、盛岡広域の発展なくして岩手県の発展と3市5町の発展はないと思っています。内舘新市長の行政手腕に期待したいです。

 盛岡広域というと、これまでの人口は50万人でしたが、現在は45万5千人となっており、2040年の人口推計では40万人を割ると言われています。人口減少問題や少子高齢化問題に力を入れていかなければなりません。また、人口が減るということは財政基盤が危機的状況になるということです。市税、町税は人口と共に減少してしまいます。固定資産税に関しても、今、空き家が増えているため、どんどん問題が出てきます。また、消防もごみについても、広域の問題になってきます。県営野球場を県と市が一緒に取り組んだことは今後、良いモデル事例になると思っています。3市5町で共に創り上げるまちづくり、そのトップリーダーとして内舘新市長に大いに期待し、一緒にがんばりたいと思います。

 そして内舘市長は、小さな声に耳を傾けていくとも言っておりました。このことは私も非常に大事なことだと思っています。本町としてもそういうことに取り組んでいきたいです。

 

≪ 市町村要望について≫

記者

 市町村要望について、どういった効果があると思っているか。

 

町長

 知事が要望に出席したことは非常に画期的なことだと思いました。知事のマニュフェスト、39の公約・政策には、市町村が関係している部分もあります。知事にはこれからも33市町村長と直接会うことをぜひ続けてほしいです。町民の代表として知事にお会いして要望できるということは、すごいことだと考えています。そのために、市町村ができることは全面的に協力していきます。市町村の要望が県の予算に繁栄されることもあるため、年度当初でなく、もっと早くても良いと思っています。県とのすり合わせはもちろん、市長会、町村会に間に入っていただき、ぜひ継続をお願いしたいです。

 

 

(10:00 終了)

 

令和5年9月定例記者会見.pdf(960KB)

 

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