1月定例記者会見

日時:令和6年1月9日(火) 9:30~10:15

会場:矢巾町役場2階 2-2会議室

 

【町長挨拶】

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今年に入ってから、能登半島地震、それから羽田空港での航空機衝突事故という大きな災害、大きな事故がありました。犠牲になられた方々のご冥福とお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。そして、被災地でボランティアを含め、一生懸命活動をしていただいている方々に改めて、深甚なる敬意を表したいなと思います。本町といたしましても、現在、義援金として矢巾町役場、矢巾町公民館、やはぱーくの3ヶ所に募金箱を設置し、募金活動を行っております。その他にも、1月7日に行われた二十歳の集いでは義援金の臨時の窓口を設置し、皆さんからご協力をいただきました。町の職員については、職員労働組合をとおして私どもができることをしっかり行っていきます。盛岡市では、臨時に給水車を派遣しておりますが、本町にも要請がありましたら、いち早く対応するつもりで、準備を進めさせていただいております。

 また、国政においては、政治とお金に関する問題がありますが、政治に対する信頼を失墜することはあってはならないことです。私が特にも尊敬している、原敬氏の座右の銘である「宝積」、人に尽くして見返りを求めないという、先人・先輩の方々が大切にしてきたものや教えを、私たちなりによく考えて取り組んでいきたいなと改めて思っております。特にも本町では、町政課題が山積しております。良いこともあれば悪いこともあるわけでございますが、マスコミの関係者の皆さん方には、真摯に対応してまいりたいと思っておりますし、できる限りの情報提供をさせていただきます。

 現在、本町では第8次総合計画を作成しているところです。第7次総合計画では、「希望と誇りと活力にあふれ躍動するまち やはば」としておりましたが、第8次総合計画では、「躍動するまち」からもう一歩推し進め、「進化するまち やはば」を目指していきたいと思います。現在、有識者をはじめ、町民の皆さん方から様々お話をおうかがいしており、今月末に矢巾東小学校で行う「新春町長と語る会」では、生徒の考えをしっかりとお聞きしながら、町政に反映できるものはしっかり反映してまいりたいなと考えております。

 昨年から、藤沢第2地区、田中地区、下花立地区では約30ヘクタールを超える開発が進んでおりますが、戸建住宅については、ほとんど完売しているとハウスメーカーさんをとおしてお聞きしておりますので、このことも踏まえながら、しっかり町政運営をしてまいりたいと思います。また、プロロジスパーク盛岡では、脱炭素の取り組みをしていきたいと話しておりますが、本町でも、保養センターの近くでバイオマス発電の工事が始まっておりまして、脱炭素の取り組みを始めております。他にも、残飯やたい肥を利用したバイオマス発電についてのお話をいただいておりますので、その実現に向けて取り組んでいきたいと思います。マスコミの方々には、その都度、情報提供してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくいたします。

 

 

 

【内容発表】(担当者が詳細説明)

1 令和5年度 第3弾 地元学び塾~味噌づくり編~の開催について(産業観光課)

 生産者自らが講師となり、生産者だからこそ知り得る知恵や食文化について、農業や地域に興味がある人に向けて発信することで、矢巾町の農作物ファンを増やし、地産地消を促し、矢巾町の新たな魅力の発見を目的とした、令和5年度地元学び塾第3弾を開催します。

 日時は令和6年1月20日(土)午前10時から正午まで、場所は矢巾町公民館 3階大研修室で行います。内容につきましては、3ちゃん矢次公房のメンバーの方々を講師に、味噌づくりについて講義をいただいた後、味噌づくり体験をしていただきます。参加費は1300円で、定員は30名です。1月5日(金)現在で26名の方に申し込みいただいております。

 

 

2 奇祭スミつけ祭りについて(産業観光課)

 冬の風物詩として地域をはじめ町内の方々に親しまれている「奇祭スミつけ祭り」を4年ぶりに開催します。このお祭りは、「焼観音お年越行事」として約四百数十年前から城内地区に伝えられており、厄除けや無病息災、五穀豊穣を祈りお互いの顔にスミ(消し炭)をつけ合う「奇祭」といわれ、コロナ禍前までは毎年約500人来場され、大変賑わうお祭りです。当日は、餅まきやスミつけコンテストもあります。ご家族や友人などをお誘いあわせのうえ参加ください。

 日時は、令和6年2月3日(土)午後6時から午後8時頃までです。場所は、実相寺西側観音堂で行います。参加料は無料です。実施主体は、実相寺内におかれている、スミつけ祭り実行委員会事務局です。

 また、スミつけ祭り開催に伴い、矢巾町観光協会では、スミつけ祭り写真コンクールを行います。スミつけ祭りを地域の伝統文化として後世に伝えるとともに、より多くの方がスミつけ祭りに参加し楽しんでいただくことを目的として開催します。

 このコンクールは、スミつけ祭りに実際に参加していただき、お祭りの様子や情景などを撮影し、写真を応募していただくものです。応募期間は、令和6年2月5日(月)から令和6年2月14日(水)までです。応募方法や注意事項につきましては、町ホームページに詳細情報を添付しておりますのでそちらをご確認ください。応募先・お問い合わせ先については、矢巾町観光協会事務局がある、役場産業観光課 観光振興係までお願いいたします。

 

  

3 第46回矢巾町郷土芸能大会について(文化スポーツ課)

 令和6年1月21日(日)に第46回矢巾町郷土芸能大会を開催いたします。郷土芸能大会は、矢巾町に古くから伝わる郷土芸能を公開し、広く鑑賞する機会を提供するとともに、郷土芸能の伝承保存に努めている団体の活性化を図ることを目的としております。今回は、町内の7団体と紫波町の赤沢神楽保存会の計8団体が出演いたします。より多くの方々に見ていただきたいため、入場無料としております。この機会にお誘い合わせの上、古くから伝わる郷土芸能を鑑賞しにいらしてください。なお、当日は一日日程となることから、昼食の販売もございます。3ちゃん矢次公房による、おにぎりとがんづきの販売や矢巾観光開発による矢巾おでんの予定です。

 

 

【質疑】

スミつけ祭りについて≫

記者

 4年ぶりに復活されるスミつけ祭りについて、コロナ禍前後で開催の仕方など変更点はあるか。

 

担当者

 開催の形式等について変更はなく、前回と同様に開催する予定です。

 

≪2024年の抱負について≫

記者

 新年の抱負をうかがう。

 

 

町長

 4年にわたってのコロナ禍の影響が様々なところに出てきていますが、その中でも、まずは地域コミュニティ、今本当に大変な状況にあるので、まずは、地域コミュニティをしっかり再構築したいと思っています。そのためには、地域の皆さん、町民の皆さんとの対話をしっかり行っていかなければならないということで、コロナ禍前は地域懇談会や町民懇談会などをやっていたのですが、この4年間そのようなことができなかったので、もう一度地域に入り、皆さんとの対話をとおして、地域コミュニティの再構築を図っていきたいと考えております。

 そして地域コミュニティの一番の原点は農業、商業だといえます。現在、肥料や飼料の物価の高騰で大変な思いをされていることと思います。地域が元気になっていくためには、農業や商業が非常に大事です。商業に関しても、地域からお店がなくなってきております。この農商工の連携、そしてサポートを今年はしっかりやっていきたいと思います。

 また、市町村単独ですべてまかなうという時代は終わりました。皆さんご存知のとおり、県営野球場は岩手県と盛岡市が一緒になって開設しております。盛岡広域3市5町の人口減少は進んでおり、現在は人口が44万5000人で、45万人を割りました。2040年には40万人を割ると言われており、これは滝沢市の人口分にあたります。人口減少、少子高齢化、産業振興、農商工の連携、こういった問題については、単独市町村ではもうどうにもできないので、これからは広域での視点で物事を考えていかなければなりません。矢巾町の場合は岩手医科大学がありますので、保健医療福祉については矢巾町で対応していくべきかと思います。達増知事のマニフェスト+39の政策にスポーツ医科学センターの話があるのですが、スポーツ医科学センターの建設と合わせて、総合運動公園のようなものを作れればいいのではないかと思います。盛岡広域の市町村がそれぞれ体育館やプールを作るという時代ではなくなっています。これからは競争、競い合うライバルというのはなく、共に作り上げる、共創のまちづくりをしていきたいなと思っております。矢巾町では第8次総合計画の中に、盛岡広域という視点を必ず盛り込んでいきたいと考えております。単独市町村では立ちゆかなくなる場面がきっと出てきます。今年に入り、2050年の全国の人口減少問題が報道されましたが、県内では北上市、滝沢市、そして矢巾町でも人口が減るわけですから、そういったことも踏まえて考えていかなければなりません。現在、岩手には4つの広域圏がありますが、このくくり方や、市町村合併についてもこれから議論されてくるときが出てくるのではないかと思います。その時のために、市町村合併がいいのか、広域で進めるのがいいのか、そういった取り組みについて今から私どもも準備をしていかなければいけないと思っております。

 それから、マスコミで報道された、ヘラルボニーが国際的にも取り組んでいくということですが、共生社会の実現、ジェンダー平等などはこれから当たり前の世の中になってくると思います。第8次総合計画でも、性別、人種、障がいの有無ではなく、認め合い、理解し合って、そして支え合っていくまちづくり、地域づくりについて盛り込んでいきたいと思っております。地域コミュニティの崩壊については、他の市町村で、町内会の会長さんのなり手がおらず、不在のままのところがあるといいます。矢巾町でも自治会の会長さんになる人がいないということが今後現実になってくると思います。そのようなことがあってはなりません。自助、共助、公助、その自助と共助の間に、近助が必要となります。今回の能登半島地震でも、奥能登の方では孤立している集落が出ておると聞いております。このような時こそ、隣近所の助けが非常に大事になってきます。矢巾町でも、中心部だけではなく、農村部でも近助の意識が薄れてきております。地域でコミュニティがしっかりしていると、子育て支援や認知症対策などに繋がります。これからは自治公民館についても、365日、自治公民館がフルに活用されるようなことを考えていかなければならないと思っております。何かがあったら自治公民館に駆け込めばいいと思われるよう、真剣に考えていかなければなりません。 

 矢巾町の職員については、昔は多くが町内の出身者でしたが、今は町外の職員も多いため、職員の教育、研修により力を入れていかなければならないと考えております。災害時に町民からの電話に対応する者が、どこの場所のことを言われているのかわからないということがないようにしなければなりません。職員のOBなども災害時には電話対応をしてもらいますが、職員は休みの日に地域を歩いて覚えておかなければなりません。それから、消防団の団員も消火栓の場所を覚えておかなければなりません。休みの日には地域を歩き、公民館や神社など目安になるものは覚えておくよう指導していきたいと思います。

 脱線しましたが、新年の抱負はですね、大きく2つ、地域コミュニティの再構築と共に作り上げる地域づくり・まちづくり、これらに力を入れていきたいと思っております。

 

 

≪能登半島地震に対する支援について≫

記者

 能登半島地震、消防車や給水車の準備など具体的に何を準備しているなどあれば教えていただきたい。

 

町長

 地震により現地の道路が大変な状況で、現在通れる道は限られているとお聞きしております。おそらく給水車もなかなか入っていけないのだと思います。消防の関係では、大阪や北陸から応援に行っているそうですが、こちらにはまだ要請が来ておりません。ますは町として、支援物資などではなく、いち早く義援金の対応をしました。あとは要請があり次第、しっかり対応していきます。ボランティアについても、現地で今どのような状況かまだはっきりとわかっていません。こちらに関しては、町の社会福祉協議会にも要請があると思いますので、その際は体制づくりを速やかに行ってまいります。出来れば現地に行って支援したいのですが、今できることである、募金活動に力を入れております。今後、市長会や町村会で支援体制の話が出ると思いますので、指示を仰ぎ、動くようにしたいと思っております。

 

 

(10:15 終了)

令和6年1月定例記者会見.pdf(3MB)

DSC_5628.JPG

 

町長だより

他のカテゴリを見る
カテゴリ選択