2月定例記者会見

日時:令和4年2月8日(火) 9:00~9:32
会場:矢巾町役場2階 2-2会議室
 

【町長から説明】

 まず、今回から多機能ミーティングボードを導入しました。今月、来月と試験運用し、4月から本格運用したいと考えています。皆様からもアドバイスいただければと思います。紙ベースでなくミーティングボードを活用して進行したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 北京オリンピック・パラリンピックについて、スキージャンプ男子 小林 陵侑選手の「僕が魔物だったかもしれない」との言葉には、すごいことだなと感動しました。本町からは髙橋 幸平選手がパラリンピック アルペンスキー男子代表に推薦されていますが、現時点で3月10日の大回転、3月12日の回転に出場予定との情報が入っています。1月29日にはパラリンピアン髙橋幸平選手を支援する会設立総会を、2月5日には激励会を開催させていただきました。

 また、新型コロナウィルス感染症について、町内でも感染者出ていますが、3回目接種の運用方法が変わり、国からは前倒し接種するよう言われています。集団接種は2月12日(土)から、個別接種は2月21日(月)から町内医療機関で実施します。5歳から11歳のお子さんについては、本町では高齢者と分けて、3月26日(土)からさわやかハウスでの集団接種を開始し、土曜日を中心に進めていきたいと考えています。

 

【内容発表】

(担当者が詳細説明)

 1 令和3年度矢巾町防災士養成研修講座修了式について(総務課)

 令和3年度矢巾町防災士養成研修講座の修了式を行い、養成した新防災士それぞれが「自助、共助の重要性と防災士の役割」に関して認識を深め、新年度からの自主防災組織の活動に資とするものです。令和4年2月23日(水・祝)午前10時から、矢巾町公民館3階 大研修室で行います。防災士養成研修講座参加者21名が参加予定です。実施内容は、開式の辞、町長挨拶、修了書及び防災士認定証交付、受講生(防災士)代表のことば、記念講話(岩手大学地域防災研究センター客員教授 岩手大学名誉教授 工学博士 齋藤 徳美 氏)、閉式の辞です。詳細はチラシのとおりです。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、マスクの常時着用とスタッフによる受付時の検温及び健康チェックにご協力をお願いします。


2 要配慮者用の避難所開設・運営訓練について(総務課)

 要配慮者のうち、医療的ケア児を主対象とした避難所モデルを開設して関係者に公開し、要配慮者を含めた町民の避難体制の充実・強化を図るものです。令和4年2月27日(日)午前9時30分から、矢巾町民総合体育館1階 柔剣道室で開催します。訓練実施者は、矢巾町役場職員(防災、福祉担当課等)、矢巾町女性消防団、北良株式会社スタッフで行います。訓練参観者は矢巾町消防団、矢巾町自主防災会、矢巾町防災士、医療・福祉関係施設及び団体、要配慮者のご家族等を予定しています。実施内容は2部構成で、午前中を第1部、午後を第2部に区分しています。第1部(午前)では、来場参観者を対象として要配慮者用避難スペース(モデル) の展示・説明を実施します。第2部(午後)では、要配慮者用避難スペース(モデル)の説明などの動画配信を行います。詳細はチラシをご確認ください。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため対策を行いますので、ご協力をお願いします。

3 COOL CHOICEへの取り組みについて(町民環境課)

 矢巾町は、令和4年1月11日付で、政府が掲げる国民運動「COOL CHOICE」に賛同しました。「COOL CHOICE」は、温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、あらゆる「賢い選択」をしていこうという取り組みです。行政から温暖化対策の施策として展開する場合は、町民の皆様や事業者に呼びかけを行う場合が多いですが、この「COOL CHOICE」への賛同については、町が一事業者として脱炭素社会づくりに貢献するため、さらに環境に配慮した行動を選択していくというものです。「COOL CHOICE」を推進するために、現時点で検討している具体的な取り組みは、職員に周知し情報共有を図るとともに、公共施設のエネルギー使用量を可視化し、庁内に周知することで意識啓発を図りながら、若手職員を中心に研修を行い実践に繋げたいと考えています。


4 矢巾町産後ケア事業について(健康長寿課)

 支援を必要とする母子に対して、町内の宿泊施設にて、助産師等が産後の心身のケアや育児のサポートする日帰り型の産後ケア事業を実施します。開始日は令和4年2月22日(火)から月1回となります。対象者は矢巾町に住民登録があり、出産から1年未満の産婦や乳児のうち、身体的回復に不安がある方、育児の不安がある方、その他、保健指導を必要とする方です。医療行為の必要な方や兄弟児は対象となりません。サービス内容は、母乳やミルクの与える量などの授乳指導、沐浴などの育児に関すること、心配ごと相談などの心理的ケア、休養の確保と育児サポート等です。産後1年間、最大3回利用できます。詳しくはチラシをご覧ください。


5 住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金について(福祉課)

 令和3年11月19日に閣議決定された「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」として、本事業を行います。住民税非課税世帯等に対して1世帯あたり10万円を給付するもので、矢巾町においても支給対象世帯の皆様に2月14日から確認書を順次送付する予定です。また、申請が必要となる家計急変世帯の申請受付を2月21日から開始します。本給付金の支給時期については、確認書又は申請書を受理してから3週間後を予定しています。対象世帯は①基準日(令和3年12月10日)において世帯全員の令和3年度の住民税均等割が非課税である世帯(非課税世帯)、② ①のほか、新型コロナウィルス感染症の影響を受けて家計が急変し、①の世帯と同様の事情にあると認められる世帯(家計急変世帯)です。給付想定世帯数は、①非課税世帯が2,448世帯(うち転入した方を含む世帯数485世帯)②家計急変世帯が172世帯を想定しています。詳しくはチラシをご確認ください。


6 矢巾町書道展の開催について(文化スポーツ課)

 町民の芸術文化の振興を図ることを目的に、書道愛好者の作品を一堂に展示します。例年と異なり、より多くの町民の方に書道に触れていただくため、普段活動されている利用者の方々にもご覧いただけるよう公民館を通常開館いたします。さらに、展示期間を10日間とし、2期間に分け1期間に展示する作品数を減らすことで、展示方法を工夫し見やすい展示を予定しております。
 なお、前半は小中学校児童生徒の作品展示、後半は高校・書道教室・その他団体・個人の作品を展示する予定です。前半の部は令和4年2月17日(木)から20日(日)まで、後半の部は令和4年2月22日(火)から27日(日)までです。時間は午前9時~午後9時30分(公民館の開館時間と同様)までですが、2月20日(日)と27日(日)は、午後3時までとなります。2月21日(月)は作品入れ替えのため休館します。場所は矢巾町公民館1階、2階です。出品は町内で活動している書道教室、小中学校及び高等学校の児童生徒や、その他個人や団体の作品となります。


その他

(1)新型コロナウイルスワクチン接種状況について(健康長寿課)

 本日配布したチラシは、一般町民向けに配布した案内に加筆したものです。国の発表による2月7日時点での矢巾町の接種率は、1回目が93.15%、2回目が92.72% 3回目が6.49%となっています。3回目接種については一般町民向けの集団接種を2月12日から開始予定です。さわやかハウスの集団接種では武田/モデルナ社のワクチンを使用、医療機関での個別接種はファイザー社のワクチンを使用します。現在、7月末までに2回目接種を終えた方の予約を、年齢順に受け付けています。集団接種の予約を先行して受け付けており、2月26日までの予約は9割以上埋まっている状態です。今から予約される方は最短で2月27日から申し込みが可能です。報道では武田/モデルナ社のワクチンは予約が埋まりにくいと言われていますが、予約枠数が多く設定されています。予約率で見るとファイザー社のワクチンと差があるように見えますが、効果はきちんとありますので、早く接種できる方で予約いただければと思います。集団接種は2月12日から開始し、6月19日までの日程で予定しています。高齢者を優先して接種予約を受け付けていますが、同時進行で介護施設や障がい者施設の利用者・従事者、保育施設や教員などのエッセンシャルワーカーも予約を受け付けています。8月末までに2回目の接種を終えた方には2月15日に接種券を発送予定で、順次予約を開始します。現在は電話回線が混雑しないよう2~3日ずつずらして対象者に案内を送付しています。個別接種は、一部の医療機関で2月21日から、多くの医療機関では3月1日から開始します。

 5歳から11歳の子どもの接種については、一般のお子さんの接種は3月26日から集団接種を実施予定です。町内には岩手医科大学附属病院や、県立療育センターなど、医療的ケアが必要なお子さんが通う病院がありますので、そちらに入院されているお子さんを先行して開始します。

 なお、今回配布したチラシは町民向けに配布したものですので、予約可能人数は発送時点で予約が埋まっている日は若干数と表記しています。実際は半日で270人から300人程度の接種を実施できるよう体制を整えています。また、タクシーでの移動支援を希望する方、要介護や要支援認定、免許返納など身体等の事情があり、高齢者のみの世帯など家族の事情で接種場所への交通手段の無い方には往復分のタクシー券をお送りしていますので、そちらもご利用いただければと思います。

 

 

【質疑】

記者

 新しく導入した多機能ミーティングボードについては、DX推進の意味もあるのか。実際に使用した感想は。


町長

 担当からは、町長自ら前向きに進めなければと厳しい指導を受けています。4月からは私もスマートフォンを使い、紙を持参しないでやりたいと思っています。DXの取組の一環として、前向きに変えていきたいと思います。


記者

 職員の負担としてはどうか。紙で作成した方が簡単なのか、パワーポイントで作成した方が良いのか。


企画財政課長

 DXは従来の仕事を単にデジタル化するわけではなく、仕事の在り方を見直しながら進めていくことになります。単に紙に印刷していたものをパワーポイントで表示するのではなく、仕事の仕方自体を徐々に変化させたいと思っていますので、職員の意識を変化させていかなければと思っています。


記者

 防災士について、町内の防災士は今回の21人含め合計で何人か。


担当者

 合計で90人になります。


記者

 何人以上、何割にするなど目標はあるか。


担当者

 具体的な目標としては、行政区が41あり、それぞれ自主防災組織は100%結成しています。防災士は各組織に最低2人以上配置したいと思っています。目標達成までは継続していきたいと思います。


記者

 「COOL CHOICE」への賛同について、自治体としての賛同はほかにも例があるか。


担当者

 2月1日時点で、岩手県及び県内33市町村のうち、矢巾町を含め11自治体が賛同しています。


記者

 産後ケアについて、以前も同じような事業があったと思うが、導入の経緯は。


担当

 12月の定例記者会見でも産後の家事支援について説明させていただきました。導入の背景は同じですが、夫婦の共働きや核家族化、実家が遠方で支援者が少ないなどの相談が多いことや、コロナ禍で保健センターに気軽に相談に来られないということもあり、育児不安の強い方や、なかなか休むことができない方に、ゆっくり時間を取り、相談できる場、休むことができる場として利用していただきたいということで開始したものです。


記者

 矢巾町は産後ケアに力を入れて取り組んでいるかと思うが、他の自治体でも同じか。


担当

 県の報告書によると、県内で日帰り型の産後ケアを実施しているのは、保健センターや医療機関で10か所あります。

 

記者

 矢巾町としては初めての事業か。


担当

 はい、初めてです。

 

(9:32 終了)

 

2月定例記者会見資料.pdf(2MB)

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