認知症について
認知症は特別なものではなく、病気や環境などによって認知機能が低下し、日常生活に支障が出てくる誰にでも起こりうる状態のことです。
矢巾町では、自分自身や家族、身近な人が認知症になったとしても住み慣れたところで希望を持ち、人生の最期まで心豊かに安心して暮らし続けることができるまちの実現を目指しています。
認知症とは
病気や環境などによって認知機能(記憶、判断力など)が低下して、日常生活に支障が出てくる状態です。
認知症にはさまざまな種類があり、次の4種類が代表的です。
アルツハイマー型認知症 | 認知症の原因としては最も多いといわれており、長い年月をかけて脳に、アミロイドβ、リン酸化タウというタンパク質がたまり認知症をきたすと考えられています。記憶障害(もの忘れ)から始まることが多いですが、失語(音として聞こえていても話がわかりにくい、物の名前がわかないなど)や、失認(視力は問題ないのに、目で見えた情報を形として把握し難い)、失行(手足の動きは問題ないのに、今までできていた動作を行えない)などが目立つこともあります。 |
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血管性認知症 | 脳梗塞や脳出血といった脳血管障害によって、一部の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり認知症をきたすものをいいます。脳血管障害を起こした場所により症状は異なりますが、まひなどの体の症状を伴うことが少なくありません。 |
レビー小体型認知症 | 脳にαシヌクレインというタンパク質がたまり、認知症をきたすと考えられています。記憶障害などの認知機能障害が変動しやすいことのほか、ありありとした幻視(実際にはないものが見える)や転びやすい、歩きにくいなどのパーキンソン症状、睡眠中に夢をみて叫んだりするなどの症状を伴うことがあります。どの症状が先に出てくるかはそれぞれです。 |
前頭側頭型認知症 | 脳の前頭葉と側頭葉が病気の中心として進行していき、同じ行動パターンを繰り返したり、周囲の刺激に反応してしまうなどの行動の変化が目立つ「行動障害型」と言葉の障害が目立つ「言語障害型」があります。 |
「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い
年をとればだれでも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」は、このような「加齢によるもの忘れ」とは違います。
加齢によるもの忘れ | 認知症によるもの忘れ |
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・体験の「一部」を忘れる | ・体験の「全部」を忘れる |
・「何を食べたか」忘れる | ・「食べたこと自体」を忘れる |
・日付や曜日、場所などを「間違える」 | ・日付や曜日、場所などが「分からなくなる」 |
・「約束をうっかり」忘れる | ・「約束したこと自体」を忘れる |
・忘れたことを「自覚している」 | ・忘れたことが「分からない」 |
・日常生活に「支障はない」 | ・日常生活に「支障がある」 |
・「ヒントがある」と思い出せる | ・「ヒントがあっても」思い出せない |
認知症の予防
認知症の予防とは、認知症にならないという意味ではなく、認知症になるのを遅らせる、認知症になっても進行を緩やかにするという意味で、「認知症施策推進大綱」に基づいて認知症についての様々な取り組みが進められています。
認知症の多くを占めるアルツハイマー型認知症や血管性認知症は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)との関連があるとされています。例えば、バランスの良い食事を心掛けたり、定期的な運動習慣を身に付けたりと、普段からの生活管理が認知症のリスクを下げると考えられています。
認知症かな?と思ったら
認知症の早期診断・早期治療につなげるために、自分自身や家族・同僚、友人など周りの人について「もしかして認知症では」と思われる症状に気づいたら、一人で悩まず専門家などに相談しましょう。
矢巾町地域包括支援センター | 認知症の人や家族等への相談支援を行う「認知症地域支援推進員」が矢巾町役場の隣のえんじょいセンターに2名配置されています。 心配なことや困ったことなど、ご相談ください。 電話:019-697-5570(繋がらない場合は、019-611-2855) |
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かかりつけの医師 | 日頃の状態をよく知っているかかりつけの医師に相談してみましょう。 かかりつけ医がいない場合は、矢巾町地域包括支援センターにご相談ください。 |
若年性認知症コーディネーターについて
65歳未満で、認知症を発症した場合、就労に関することや経済的な負担、育児の問題など高齢者と異なる課題が多くみられます。
岩手県では、若年性認知症支援コーディネーターの配置し、若年性認知症に関する相談に対応し、必要な支援を行っていますので、まずはご相談ください。
配置場所 | 岩手医科大学附属内丸メディカルセンター内 所在地:盛岡市内丸19-1 |
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主な業務 | ・若年性認知症の本人・家族・職場・関係機関等からの相談への対応 ・適切な専門医療・支援制度・サービスの利用に関する支援 ・若年性認知症の人の医療・介護・雇用等を支援する関係機関のネットワーク構築 |
電話相談受付時間 | 月曜日~金曜日 10時00分~16時00分 電話番号:019-907-2036(直通) |
その他の相談先 | 若年性認知症コールセンター (社会福祉法人仁王会 認知症介護研究・研修大府センター) 受付日時:月曜日~土曜日(年末年始・祝日除く) 10時00分~15時00分 ただし水曜日10時00分~19時00分 電話番号:0800-100-2707 ※全国どこからでも無料で相談できます。 |
このページに関するお問い合わせ
健康長寿課 長寿支援係 (電話:019-611-2821)
健康・福祉
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やはば健康チャレンジ 健康セミナー夜開催「グラビティコア」参加者募集!
認知症について
成年後見制度について
やはば健康チャレンジ事業 データ送信強化月間を開催します!
矢巾町介護認定審査会について
【介護事業所向け】指定申請等の電子申請・届出システムについて
大腸がん検診のお知らせ
福祉目線の広報紙「じょいjoy」の紹介
【期間延長】令和6年度特定健診等各種成人検診について
令和6年12月2日から国民健康保険及び後期高齢者医療の保険証が廃止になります
令和6年度午後の乳がん・子宮頸がん検診の実施について
インフルエンザ・新型コロナウイルス予防接種費用助成のお知らせ
子ども医療費助成についての大切なお知らせ
子ども医療費助成事業
妊産婦医療費助成事業
【予防接種】おたふくかぜワクチンの接種について
【予防接種】乳幼児・児童・生徒の予防接種について
【予防接種】HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の接種について
保険証、医療費受給者証の更新について
【令和6年8月から】矢巾町妊産婦医療費助成制度を拡充します
【事業者向け】介護予防・日常生活支援総合事業単位数サービスコードについて
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公開講座「大腸がん講演会」
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「やはば健康チャレンジ」参加者募集中!
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