3月定例記者会見

日時:令和2年3月10日(火) 午前9時~9時45分
場所:矢巾町役場2-2会議室

 

【内容発表】

 

1 高齢ドライバー支援事業「これからも安全運転モデル事業」の実施について

 令和2年4月3日(金)午前10時から矢巾町役場南側駐車場で開催します。雨天の場合は、役場4階大会議室となります。実施主体は、紫波地区交通安全対策業議会ですが、事務局は矢巾町防災安全室となります。高齢ドライバーの交通事故等が全国的にも多く発生しており、免許証の返納の件数も数多くあると聞いていましたが、矢巾町内、紫波町内には公共交通機関が十分に行き届かない地域もあるということから、高齢ドライバーが自動車を長く安全に運転していただけるような取り組み、支援策を講じていきたいとのことから、この事業を実施するものです。矢巾町では、徳田、煙山、不動の3地区のうちから1地区を「これからも安全運転モデル地区」に指定し、1年間、高齢ドライバー対象の交通安全教室、交通安全講話、講座等を開催していきたい。1年1地区を事業指定し、令和2年度から令和4年度の3年をかけて交通安全の意識高揚を図っていきます。

 

2 町内小学校入学式における反射材着用推進員「ピカッポ推進隊」委嘱式について

 令和2年4月7日(火)入学式終了後から徳田小学校、不動小学校で各々「ピカッポ推進隊」の委嘱式を行います。煙山小学校と矢巾東小学校については、令和元年度の入学式後に同事業を実施しています。事業内容については、新入学児童に対して交通安全の反射たすきを配布し、登下校時に着用していただくよう依頼するものです。反射タスキは交通安全の効果もありますが、全自動が着用することによって、「矢巾町は統一のとれた隙のない町」という印象を与え、不審者を近づけないという効果も狙っております。町内各小学校と連携して反射たすきの着用率の向上に努めていきたいと考えております。

 

3 臨時窓口開庁について

 転入転出の手続きが集中する3月末と4月初めに、臨時に窓口を開きます。開庁日時については、令和2年3月29日(日)と4月5日(日)の午前8時30分から午後5時15分までとなります。開庁業務については、転入転出などの住民異動届の受付、戸籍関係届の受付、住民票や印鑑登録証明書、戸籍謄本など各証明書の交付、マイナンバーカード交付、国民健康保険の手続き、国民年金の加入届、医療費の申請、後期高齢者医療制度の手続き、税証明関係、納税相談、福祉関係手続き、保育園及び児童手当関係の手続き、介護保険関係手続き、妊産婦一般健康診査表の発行及び説明、乳幼児の予防接種関連手続き、乳幼児健診の説明、転入・転出に伴う転校手続きとなります。

 

4 じゅんかんコンビニリサイクルモアの設置について

 12月定例記者会見でお話ししておりました内容の中で、資源物の重量に応じてポイントが加算され、一定ポイントが貯まるとクオカードに交換できることとしておりました。さらに、現在、矢巾町商業連盟と提携して、町内利用可能な商品券と交換できるように株式会社青南商事と協議をしているところです。リサイクルモアのオープン時期について、当初令和2年3月を予定しておりましたが、準備等に時間を要しており、令和2年6月オープンを予定しております。

 

5 古着・古布及び割りばしの拠点回収について

 12月定例記者会見でお話したとおり、令和2年3月2日から実施しております。予想以上に回収量が多く、特に古着の回収が多い状況です。役場においては、週1回は回収させていただいています。なお、回収容器には町内保育園の園児が書いた絵が切り貼りされており、華やかな感じで設置しているので是非ご覧になっていただければと思います。

 

6 「よい子の本」寄贈式の開催について

 令和2年3月30日(月)午後2時から役場3階庁議室で開催します。武蔵自動車株式会社様より例年、町内保育園と小学校に対し、交互に図書を寄贈していただいており、今年度は町内4小学校に対して、各54冊の図書の寄贈をしていただくことになりました。当初は、各小学校から児童2名ずつ出席する予定となっておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の恐れがあることから児童の出席ではなく、当日は各学校の先生が来庁し、武蔵自動車株式会社様より図書を受領します。なお、本の贈呈式については、2011年から行われており、各々保育園、小学校が5回ずつ受領しています。

 

7 「ちょこっと農サポ」~援農~縁農~延農~について

 ちょこっと農サポ(農業ボランティア)は、令和2年度から事業を始めます。繁忙期による人手不足や後継者不足に悩む農家等と、土に触れ自然を感じながら農業体験したい非農家者(消費者)を結ぶ事業です。お互い顔の見える環境で営農の継続がしやすい状況をつくり、矢巾町の農業と自然環境を守ること、そして農業体験を通じて農作物栽培のノウハウ取得と担い手育成につながること、さらには町内の定住化によるコミュニティ活性化を目的とするものです。町農業委員が積極的に受入れ農家として登録し、そこから拡散にしていきます。

 

【新型コロナウイルスに関する町からの情報提供】

(健康長寿課長)

 第1回目矢巾町コロナウイルス本部会議を3月6日(金)午後4時に立ち上がりました。当日、岩手県知事からの県民の皆様へのメッセージで、コロナウイルスの感染防止に努めましょうという内容のものが周知されました。また、宮城県や秋田県でクルーズ船の乗船者がコロナウイルスに感染していることが確認されたという事実がありました。町内連絡協議会では、県内で感染が確認された時点で本部会議を立ち上げることとしておりましたが、町民の生活と安全を守ることから、この度本部会議を立ち上げました。3月9日(月)に第2回目の本部会議を開催しました。基本的には、3月15日(日)までの町内における主要会議やイベントについて自粛しようということにしておりましたが、テレビや新聞等での情報ではなかなか終息に向かうのが難しいという予測もあり、国でも今後1週間程度検討するということなので、町においても感染防止という観点から、人の集まるイベント等については3月いっぱいまでは自粛するということを確認しました。ただし、開催しなければならない会議については、その都度、本部長である町長や副本部長である副町長や教育長の判断を仰ぎながら、開催決定させていただくことを確認しました。

 

 

【質疑】

 

記者

新型コロナウイルスの件について、町では1日3回、公共施設で放送するとのことでしたが、具体的にはどのような内容を放送するのですか。

 

町長

今日から放送します。現在は、やはラヂ!や町ホームページで注意喚起を行っていますが、直接、みなさんに聞こえるような方法で注意喚起の放送を行っていきます。時間帯は、午前8時30分、午前10時、午後1時、午後3時の4回とし、咳エチケットやマスクの着用について放送したいと考えています。

また、昼時間を使って行事予定の中止等についても放送したいと思っております。

 

記者

 新型コロナウイルスの関係で、3月いっぱいはイベント等を中止するということでしたが、再開する判断はどういった形でするのですか。

 

町長

 現在、新型コロナウイルスが終息する様子が見られない状況の中で、なかなか再開の判断を示せる状況ではないと思っています。ウェルベース矢巾のグランドオープンも3月15日(日)を予定しておりましたが自粛することとしました。このようにイベント等の開催について、国の動向に従って自粛していきます。

 

記者

 令和元年度の総括と、令和2年度の展望についてお話しいただきたい。

 

町長

 令和元年度については、9月24日に診療開始した岩手医科大学附属病院の移転です。令和2年度については、施政方針にもありますがウェルネスタウン、ダイバーシティ、セーフティタウン、そしてコンパクトタウンの道筋を示していきたいと考えています。今後は、町民のみなさまをいかに巻き込んでいくか、地域コミュニティの活性化をいかにしていくかということが我々に課された課題です。町民本位の町政を推進していきたいと考えております。

 

記者

 新年度の目玉事業について教えていただきたい。

 

企画財政課課長

 ウェルネスタウンについては健康を重視したまちづくり、健康チャレンジやメディカルフィットネス事業、エンジョイネットワーク事業、セーフティタウンについては、自主防災組織の充実、ウェブ版のハザードマップの作成、そして、ダイバーシティについては、SDGsの推進であり環境対策を進めていくことが柱となっています。

 

記者

 岩手医科大学附属病院の開院から半年が経ちますが、町はどのように変化したと思うか。また、どのように変化をさせていきたいと思うか。

 

町長

 岩手医科大学キャンパス、附属病院が矢巾町に移転したことによって、定住、交流人口を増やしていきたいと考えています。そのためには、市街化区域の拡大を認めていただいて、矢巾町総合計画後期基本計画の最終目標年次までに人口3万人を達成したいと考えています。人口が増えるということで交通安全、防犯に力を入れていかなければならないと考えています。今後、県外に大きな災害が発生した際に、県消防学校と岩手医科大学という核になるところがあるので、防災と医療について一緒に取り組んでいきたいと考えています。

 

3月記者会見資料_s.pdf(2MB)

 

( 9:45 終了 )

 

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